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第861回 外科集談会が開催されました。

[2021.09.29]

2021.9.11. に第861回 外科集談会が開催されました。これは、日本臨床外科学会東京支部会という外科系学術集会の地方会です。今回は、我々帝京大学外科学講座(下部消化管グループ)の橋口陽二郎教授が会長を務め、完全Webでの開催となりました。

呼吸器外科グループでは、来年度から呼吸器外科への入局が内定している竹山 諒先生が「研修医演題」というセッションで症例報告を行いました。竹山先生は初めての学会発表でしたが、助教の出嶋先生指導の下、たくさんの文献検索を行ったり各専門の先生のところへ直接会いに行って教えてもらうなど、ガッツあふれる行動力で無事初めての学会発表を終えました。

 

第861回 外科集談会(日本臨床外科学会東京支部会)

セッション:研修医演題3 胸部・乳腺

演題名:化学療法で治療抵抗性となり、肺切除とSBRTによりR0を達成した直腸癌両側肺転移の1例

内容:大腸癌の肺転移では、条件を満たせば切除により大幅な予後の改善が期待できる。過去のデータでも、完全切除ができなかった症例の3年生存率は10%未満であるのに対し、完全切除が達成された症例では30-50%となっている。今回の症例は、両側肺に合計4か所の肺転移があったことと、喫煙の影響で低肺機能であったことから両側の完全切除は不能であると判断した。しかし、手術とSBRT(定位放射線照射)を組み合わせ、なんとか工夫することで完全な局所療法を完遂することができた。転移性肺腫瘍に対する放射線治療は少し議論のあるところではあるが、過去の文献を調べ、有効性はあると判断した。

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