研修目標
- 一般目標
- 呼吸器疾患の外科治療に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
- 行動目標
- 医師としての実力、品位、姿勢、協調性について学ぶ。
- 患者・家族との信頼関係を構築する。
- 病歴聴取とカルテ記載を行い、症例提示と問題提起をする。
- 経験目標
- 呼吸器疾患に対して適切な対応がとれるように経験を積む。
- 病歴聴取と身体理学所見の把握から、鑑別診断の方向付けをする。
- 酸素投与、胸腔ドレーン(挿入及び抜去)に精通する。
- 画像診断力(胸部X線, CTによる解剖的部位、質的評価)を獲得する。
- 呼吸器疾患の手術適応に関する全身評価(耐術能)、疾患の評価(stage, EBMに基づく治療指針)の実際を学ぶ。
研修計画
- 手術:
手術に助手として参加し手術の実際を学ぶ。術前・術後の全身管理や状態の変化を捉え、適切に対処できる技能を身につける。
- 初期研修:閉創時の糸結びの実施
- 呼外研修:
- 1ヶ月目 VATS肺部分切除術の術者
- 2ヶ月目 標準開胸および閉胸時の縫合
- 1年目 部分切除術の術者10例
- 2年目 肺葉切除術の術者10例(リンパ節郭清を除く)
- 3年目 受け持ち症例の術者
- 検査:気管支鏡検査(毎週金曜)に立ち会い実際を学ぶ。
- 初期研修:気管支腔内の観察および抜去
- 呼外研修:
- 1ヶ月目 気管支鏡の挿入
- 2ヶ月目 喉頭麻酔
- 1年目 気管支鏡検査(TBLB等)の実施
- 2年目 EBUSの実施
- 病棟:朝、夕に指導医と回診し、状態の変化を捉え適切に対処できる技能を身につける。
- 各種カンファレンスに参加し症例提示を行う。
- 教授回診(毎週月、木)
- 呼吸器外科カンファレンス(毎週火曜)
- 呼吸器内科外科カンファレンス(毎週水曜)
- 腫瘍内科との術前カンファレンス(毎週木曜)
- 呼吸器抄読会、勉強会(毎週火曜)
キャリアパス
オーダーメイド・カリキュラム・システムを採用
多種多様な医師像
- 大学教授、公立病院の外科部長
- 一般病院の外科長
- 実家を継ぐ
- 出産、育児に専念する時期が欲しい
- 離島、無医村、災害地、戦地での医師
- 医師は副業、他業種(芸能、飲食等)に力を入れる etc.
上記の多種多様なキャリア・デザインに応えるカリキュラム作成を行っています。
若手医師は労働力ではない!研修し戦力とする!
- 当直明けの午後はフリー(帰宅)
- ウェットラボ(年2回)による手術合宿開催
- 医学博士号、外科専門医の取得をサポート